[WWE] ブロック・レスナーの契約延長問題、実はビンス・マクマホンが望んでいなかった?

UFC復帰でもうWWEに興味がないと思われているブロック・レスナー、もしかしたらレスナーの契約延長に関心が無いのはビンス・マクマホンかもしれません。


The Dirty Sheets 2018.3.7
ブロック・レスナーの状況:UPDATE
(Update on Brock Lesnar’s Situation)

ブロック・レスナーは2月26日のRAWに登場する事が告知されていたが、実際に登場する事はありませんでした。レスナーは契約上RAWに登場する義務は果たしているので、この日の登場を拒否したとの情報もあります。

どうやらレスナーとWWEの問題は、2月25日(日)のエリミネーション・チェンバーPPVの前に起こっていたようです。The Dirty Sheetsによると、レスナーはWWE(ビンス・マクマホン)と契約更新に関して交渉する為に1日早く開催地のラスベガスにいたそうです。現在のレスナーの契約はレッスルマニア34の後までとなっていると言われています。
しかしビンスはその時点でレスナーと新しい契約に関して交渉する気は無く、レスナーの登場回数を増やす事と短期の延長だけが目的だったとか。ビンスはレスナーの契約を更新する事をためらっていたそうです。
ビンスが気にしていたのは、ロマン・レインズと同様のステロイド・スキャンダルがレスナーにも起こる可能性があったからだそうです。元ステロイド・ディーラーのリチャード・ロドリゲスにインタビューして、レインズのステロイド問題のレポートを公開したジョン・ブラボは、近日中に公開される新しいレポートでレインズだけでなくレスナーに関する情報もあるとほのめかしているようです。
ビンスはこのジョン・ブラボの新しいレポートが公開されるまで、レスナーと契約更新に関する交渉を行わない気でいるそうです。そしてもうレスナーがWWEでやれる事はやりきったので、契約延長にはもう関心が無い可能性もあるとのこと。

レスナーはトリプルHとも交渉していますが、どうやら何も進展せずに終わったようです。そしてWWEとの交渉のあと、レスナーはUFC代表のデイナ・ホワイトに会いに行ったのだそうです。ホワイトはエリミネーション・チェンバーPPVが始まる直前に、レスナーと一緒にいる写真をツイッターにアップしています。

もしかしたらレスナーの思惑は、WWEともう3年の契約延長をして、さらにUFCに出場できるオプションを取り付ける事だったかも知れません。そうすればWWEからは3年で900万ドル(約9.5億円)とUFCの3試合から1,500万ドル(約16億円)の計24億ドルを稼ぐ事ができると考えていた可能性があるようです。
しかしレスナーは登場が予定されていたRAWをキャンセルしてしまいました。おそらくこの日登場しなくても、契約している分は果たす事ができると考えていたようです。さらに出場したハウスショーでは、自身のスープレックス・シティのTシャツを着る事を拒否しています。もうWWEとの関係は本当に終わってしまっているのかもしれません。
ただしすでに契約している分はレスナーはWWEに出場しなくてはなりません。4月8日(日)のレッスルマニア34には出場すると思われます。しかしジョン・ブラボの新しいレポートが、レッスルマニア34のメインイベントのユニバーサル王座戦に出場するレスナーとレインズに大きく関わる内容であれば、想定していたものと変わってしまう可能性もあります。

(情報:The Dirty Sheets)


レスナーはパートタイマーなのでWWEではドラッグテストを行いません。ステロイド問題はどの時点のものかで、UFC復帰にも影響するかもしれません。でもレスナーはUSADAのドーピング検査対象者リストに復帰しているので今は問題無さそうだけど?