全米で話題となったCMパンクのWWE退団暴露話ですが、トリプルHへの非難やWWE専属医師の誤診、ビンス・マクマホンやライバック等かなりのWWE批判になっています。
孫子の兵法っぽくなってますが、これで全容はつかめると思います。
【CMパンクWWE退団を語る】
CMパンクはコルト・カバナのPodcast「アート オブ レスリング」にゲスト出演、WWE退団の経緯を詳細に語りました。
■CMパンクはWWEを辞めるつもりは無かった、だが一方的に解雇された。
彼は2014年1月にWWEを去りました。その数週間後にWWE会長ビンス・マクマホンは書面で2ヶ月間の出場停止処分を彼に通達しました。出場停止期間が過ぎてもWWEから何も連絡がありませんでした。
仕方ないのでパンクは自身のロイヤリティの話をきっかけとしてWWEに働きかけたが、しかしWWEは契約解除通知を送る前にパンクに説明すると言いました。
新聞ではパンクの結婚式の日に契約違反で解雇されると伝えていたので、パンクは2014年6月の結婚式当日にビンスから解雇通知を受け取り、公式に解雇となりました。
WWEは1月の欠場ではなく、彼とAJリーの結婚を解雇理由として決めました。
■CMパンクの退団理由は健康問題であると言いました。彼が最後の一ヶ月間は、肋骨の骨折・脳震盪・膝の怪我を抱えて試合をしていました。彼が2013年11月のヨーロッパツアー中、試合をするごとに嘔吐や喉が乾いて吐き気をもよおし何かの病気であると感じていました。WWEのドクターが抗生物質を与え続けてましたが、ドクターは彼がスマックダウンで試合をし続ける事が原因だと言いました。パンクは自身の人生において最もひどい病気だとドクターに伝えた。
■CMパンクはロイヤルランブルの試合中に脳震盪を起こすが、だけどその試合は続けた。翌日WWEの脳震盪の検査では問題が出なかったが、パンクはそれが「でたらめ」だと思った。WWEに脳震盪を認めるよう訴え、さらなる検査を求めた。パンクはWWEに助けを求め、ようやくビンス・マクマホンとトリプルHの元へ行ったが、彼らはすでに帰っていると言われた。
■CMパンクはクリス・アマンというWWEドクターに怒りをあらわにしました。
パンクは自身の背中にしこりがあるのを見つけアマンに診てもらうが、しかしアマンはそれはちょっとした脂肪のかたまりだと言いました。パンクはアマンにこれを切除するよう数回頼みましたが、アマンはそれを拒否しました。
しこりは次第に紫色に大きくなり、痛み出しました。パンクはそれの切除をロイヤルランブル前にアマンに再び頼んだがアマンは拒絶し、そのままCMパンクに試合するように言いました。試合後再び切除を願い出たが、アマンはパンクに抗生物質を与えると言いました。
その後AJリーが見つけてくれた病院に行きました。そして検査をしたら「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症」と診断され摘出しました。医師は何ヶ月も感染症に耐えていた事に驚き「死んでてもおかしく無い」と言いました。CMパンクはアマンの感染症の誤診、そして無視され何ヶ月も働かされたWWEを避難しました。
■CMパンクは複数の手術後、すぐに試合をさせようとしたWWEを批難しました。怪我の治療のため休暇を望んだが、WWEはすぐに戻れと言った。
■CMパンクはビンス・マクマホンにトリプルHの怒りをぶつけた。彼が2011年に勢いが崩れ去ったこと、トリプルHが彼の創造性を閉じ込めていた事、そしてダニエル・ブライアンがレッスルマニアのメインイベントに出ない事は馬鹿げていると話した。だが彼らはパンクの言う事は聞かなかった。
■CMパンクは、レッスルマニアの見出しに載る前からWWEでのキャリアは失敗であったと言いました。
ビンス・マクマホンを「自分勝手な老人」であると言い、彼は絶えず試合の決着方法を聞いてくるが、いつも自分の意見をみんなに押し付ける。
パンクはレッスルマニア29で最高の試合をしたが、ジョン・シナ、トリプルH、アンダーテイカーとブロック・レスナー達よりも給料は低かったという事を知っていました。
■CMパンクは、どのようにしてビンスは自分のアイデアを盗み、それを他のスーパースターに与えたかについて話した。
彼が挙げた1つの例は、彼がビンスにシカゴで行われたUFCの大会で、チェール・ソネンをオクタゴンまで誘導したいと言った。しかしビンスはMMAの事を「あんなの野蛮人のすること」だと思っていたので拒否をした。数週間後、トリプルHがボクシングのフロイド・メイウェザーの入場時に彼の前を歩いていました。
■CMパンクに大企業スポンサーの話が持ち込まれた事がありました。テーブルに積まれた「大金」の取引です。
この件についてビンスに話を聞きに行ったら、良いビジネスの話で製品は注目を得るだろうがこの話は断ったとビンスは言い、WWEのTVスポンサーや他のレスラーを動揺させるからと口止めされた。
だが1年後、ブロック・レスナーにはそのスポンサーがついていました。
■CMパンクはお金の為にWWEに負けずストーリー展開の中心に居座ったが、ケインのチョークスラムと共に去った。
彼の給料はだんだん少なくなって行った、失望したが健康と正気を保つ為に家に帰っていた。
WWEの給与体系がどのようにWWEネットワークで変わるのかと尋ねたが、誰も教えてくれませんでした。
■CMパンクがWWEに正当な評価を求める為に「やり手」の弁護士を雇い「もっと多く」を要求しすべて得られた。和解の詳細に着いては話す事が出来ないが、望んだもの全てを得られたと言いました。
WWEはスーパースター(個人事業主)との問題で裁判で争う事は、会社を滅ぼしかねないと怖がっていました。
■CMパンクはもう二度とWWEと働く事は無いと言いました。
■WWEはスーパースター(個人事業主)達に圧力をかけている。スーパースター達の健康を本当に管理しているならば、WWEはスーパースターにNFLやNBAやその他のような選手協会を作らせたはずです。WWEの脳震盪テストは利己的でスーパースターの為でない。
■彼は映画「12ラウンド 2」の主演と思われていたが、トリプルHに映画の撮影スケジュールとWWEのヨーロッパツアーが重っていると言ったら、次の日トリプルHはランディ・オートンが主役になったと発表した。
■CMパンク曰く「トリプルHはウンコの切れっ端」
■CMパンクはライバックの事を「ステロイド野郎」と呼んで、彼と試合した結果、肋骨を折られ他にも怪我をしので寿命が20年縮まると言った。
■WWEはCMパンクがTNAに行くのではと心配したが、パンクの弁護士は「CMパンクはプロレスが嫌になり、この業界に二度と戻ってこないだろう」とWWEに話した。
(情報元:411MANIA)
これが壮大なアングルだったらWWEは本当に凄いと思うんですが、それは無さそう……