[WWE] 何故セス・ロリンズのカーブストンプが名称を変えて使用できるようになったのか?

1月15日のRAWでカーブストンプを解禁したセス・ロリンズ、1度は禁止となったこの技が解禁されたのは何故なのか?


The Dirty Sheets 2018.1.16
何故カーブストンプの使用がOKとなったのか?
(Why did Seth Rollins Using Curb Stomp?)

1月15日(月)放送のRAWのメインイベントで、セス・ロリンズvs.フィン・ベイラーのシングルマッチが行われました。試合はロリンズがカーブ・ストンプを決めて勝利。カーブストンプは2015年4月に禁止され、それ以降フェイスバスターやペディグリー、キングスランディングなど使用していました。

しかし番組やWWE.comではカーブストンプの名称は使われていません。その代わりNXT時代に使用していた名称の “ブラックアウト” が用いられています。
実はカーブ・ストンプが禁止になった理由の1つには、この “カーブ・ストンプ(Curb Stomp)” の名前そのものにあったようです。カーブ(Curb)とは歩道の縁石という意味です。ストンプ(Stomp)はそのまま踏みつけるという意味です。カーブ・ストンプとして使われる場合、相手をうつ伏せにして縁石を咥えさせ、そして後頭部を踏みつける行為を指します。これはレイシスト・グループが行っていたそうです。(※映画のアメリカンヒストリーXで、主人公のデレクが本当に縁石で頭を踏みつける場面がある。)
The Dirty Sheetsによると、当初WWEはこのカーブ・ストンプの意味を知らなかったそうです。そしてこの意味を知った後、メディアから非難される事を避ける為に禁止にしたのだとか。

この技が危険だから禁止にしたという事ではありません。実際カーブ・ストンプで負傷した選手はいないそうです。(※ロリンズはスティングやベイラーを大怪我させているが、あれはどちらもパワーボム系の技でした。)
WWEはカーブ・ストンプを禁止にしてからかなりの時間が過ぎて、そして禁止にしてからロリンズはなかなかフィニッシャーが定着しなかったというのが復活させた理由にあるそうです。
ただし前述の通り、カーブ・ストンプという名称まではその意味から復活させられないと思われます。

またカーブ・ストンプが禁止された時、WWEは脳しんとう問題で訴訟を起こされていました。なので裁判で悪影響が出ないように禁止にしていたとの情報もありました。どちらにしても技自体が危険だからという理由ではありません。

そして1月15日のRAWでロリンズのブラックアウトを受けてしまったベイラーは、試合後すぐに起き上がれず脳しんとうを起こしたようになっていました。しかし実際に脳しんとうを起こした訳ではありません。ベイラーは次の日ミックスド・マッチ・チャレンジで試合をしています。それが何のための演出かは不明のようです。(※YouTubeではカットされている。)


※参考:1月15日のRAW サンアントニオ大会 試合結果


(情報:The Dirty Sheets)


YouTubeで “アメリカンヒストリーX カーブストンプ” と検索すれば、その動画が出てきますが、オススメしません。