シェイン・マクマホンの復帰は単なる番組のストーリーだけでなく、実際のマクマホン・ファミリーの権力争いのストーリーが生まれているようです。
Wrestling Observer 2016.3.9
■ビンスとトリプルHのバックステージ・ドラマ
(Backstage Drama Between Vince McMahon & Triple H)
現地時間2月22日のRAWでシェイン・マクマホンが番組に復帰し、そしてRAWのコントロール権を要求した事で、シェイン vs. ビンス&ステフのマクマホン・ファミリーの権力争いのドラマへと発展しました。そしてWWEのバックステージでは、番組のストーリーとは違った権力争いのストーリーが噂され出しているという事です。
レスリング・オブザーバーによると、現在WWE社内ではビンス・マクマホン vs. トリプルHの確執が起こるかもしれないと話されているそうです。それは、もし本当にシェイン・マクマホンが重役としてWWEに復帰する事になれば、ビンスはRAWに復帰したのシェインのように、トリプルHとステファニーと対立するかもしれないという事のようです。
そしてロード・トゥ・レッスルマニアのストーリーラインはここ数日間で変わりました。3月7日放送のRAWオープニングにはシェインが再び登場しましたが、当初の台本ではその前の週ステフがシェインを批判した事に対して反論するというものでした。そしてその中のシェインの重要なセリフが “レッスルマニア32でアンダーテイカーに勝利したら、トリプルHとステフは潔くWWEから去る事を約束しろ、もし従わないのであればレッスルマニア翌日のRAWで解雇する” というものでした。しかしこのセリフはRAW本番直前になってビンスによって書き直されたということです。そして前週のステフのプロモに関しては触れられる事はありませんでした。
一方シェインは復帰した2月22日のRAWで、セリフを飛ばしてしまったという話もあるそうです。しかしビンスが上手くカバーしたので、シェインがセリフを飛ばしてしまった事は気付かれませんでした。何のセリフを飛ばしたかは不明ですが、それは留意する必要があるかもしれません。
この話の根底にあるのは、ビンスはもう年をとって認識が古いので、NXTで素晴らしい仕事をしているトリプルHに会社を譲ったほうが良いのではないか?という認識がWWE内に広まるのを、ビンスが阻止しようとしている事にあるようです。そしてビンスはまだ引退しそうにはありません。
しかしWWE内に多くの不安は、ビンスはWWEのトップスターの条件としている幾つかの条件を絶対に変えようとしないという事です。またトリプルHも昨年のTLC PPVでロマン・レインズの猛攻を受けた後、何事もなかったかのようにNXTのプロモーションに登場した事で、WWE社内から批判があったそうです。
この話がネット上で広まった後、トリプルHとステフは解雇されるのではないかとの憶測が広まりましたが、レッスルマニア32の翌週4月11日のRAWにビンスとステフ、そしてトリプルHが登場する事が明日でに宣伝されているので、解雇される事はなさそうです。
(情報:Wrestling Observer)
この話はまだ続きます。2014年12月のNXTテイクオーバーの後も似たような話があったような?