12月10日から行われたNXTのUKツアー。NXTにとっては初めての海外ツアーとなりましたが、どうやら成功を収めたようです。
Wrestling Observer 2015.12.16
■NXT UKツアーの観客動員数
(Attendance For Recent NXT UK Tour)
現地時間12月10日(木)〜16日(水)にかけて、WWE NXTの初めての海外ツアー、NXT UKツアーが行われました。そして16日のNXTテイクオーバー:ロンドンはWWEネットワークでライブ配信されました。ツアーの特徴としては、初の海外ツアーということ以外に、今年5月から肩の怪我で欠場していたサミ・ゼインの試合復帰がありました。
そしてレスリング・オブザーバーにより、UKツアーの観客動員が明らかになり、通常米国でのハウスショーの観客動員は250〜500人のところ、同ツアーでは毎回2,000人以上の観客を動員する結果となりました。
また2016年の1月下旬頃に2人デビューすることが計画されているようです。
■NXT UKツアーの観客動員
12月10日ニューカッスル:3,300人
12月11日グラスゴー:4,500人
12月12日シェフィールド:2,500人
12月13日ブラックプール:2.000人(満員)
12月14日ノッティンガム:2,500人
12月15日カーディフ:3,200人(満員)
12月16日ロンドン:7,000人(満員)
※番組内の発表では10,079人
■NXTテイクオーバー:ロンドンのレスリング・オブザーバー評価
※満点は★★★★★です。
第1試合:シングルマッチ
〇アスカ vs. ✕エマ
※フィニッシュ:スピンキック
WON採点:★★★★
メルツァーの寸評:NXT女子王座戦を除いてWWEで今年最高の試合かもしれない。アスカはディーバの中で唯一、観客にレスナーのような本物を感じさせる選手。唯一の問題は、逆に相手の攻撃を受けた時、説得力に欠けること。エマもNXTのトップにいた時は素晴らしかったです。
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第2試合:NXTタッグ王座戦
〇ダッシュ・ワイルダー&スコット・ドーソン(c)
vs.
✕エンツォ・アモーレ&コリン・キャサディ
※フィニッシュ:シャッター・マシーン
WON採点:★★★1/2
メルツァーの寸評:観客はワイルダーとドーソンの区別がつかなかったようです。でも2人は素晴らしい選手です。観客は途中でビートルズのヘイ・ジュードの替え歌を歌っていました。
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第3試合:シングルマッチ
〇バロン・コービン vs. ✕アポロ・クルーズ
※フィニッシュ:エンド・オブ・デイズ
WON採点:★★1/2
メルツァーの寸評:観客はこの試合にあまり関心がなかったようです。クルーズは素晴らしいアスリートなのですが、そこをあまり活かさずベビーフェイスを演じて攻撃を受けてます。その結果試合のテンポを悪くしているようです。
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第4試合:NXT女子王座戦
〇ベイリー vs. ✕ナイア・ジャックス
※フィニッシュ:ギロチン・チョーク
WON採点:★★★1/4
メルツァーの寸評:ジャックスはモンスターを演じて、パワーで支配を支配しましたが、まだ技を受けるのは未熟だったようです。テンポが良ければいい試合でした。
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第5試合:NXT王座戦
〇フィン・ベイラー(c) vs. ✕サモア・ジョー
※フィニッシュ:クー・デ・グラ
WON採点:★★★★
メルツァーの寸評:日本スタイルの素晴らしいメインイベント。
(情報:Wrestling Observer)
試合の採点もメルツァーなんですけど、観客の反応も評価を左右するようですね。メルツァーはアスカがお気に入りなのかな?すごい高評価ですね。