WWEは来年レインズをジョン・シナに代わるWWEの顔にしようと計画しています。なぜそこまでレインズにこだわるのか?
Wrestling Observer 2017.3.29
■WWEがレインズをプッシュする理由
(Reason for WWE Push for Roman Reigns)
来年の4月8日(日)ルイジアナ州ニューオーリンズで開催されるレッスルマニア34のメインイベントは、現在ロマン・レインズvs.ブロック・レスナーが計画されているとの情報がありました。そしてレインズをこの試合でWWEの顔として完全にジョン・シナと置き換える事が考えられているのだそうです。
元々レインズがシナの後継者となるのは、2015年のレッスルマニア31で計画されていました。この時もメインイベントではレインズ vs. レスナーでしたが、試合はセス・ロリンズがマネー・イン・ザ・バンクのキャッシュインを利用してWWE世界ヘビー級王座をかっさらってしまいました。実はレッスルマニア31の1週間前には計画はすでに変更されていました。それはファンのレインズに対しての反応が考慮された為だったそうです。
計画変更から3年後、再びWWEがレインズをWWEの完全な顔にしようとするのには理由があります。レスリング・オブザーバーによると、ジョン・シナは既にパートタイマーとしてみられているそうです。シナはレッスルマニア33の後、映画撮影の為にまた欠場する事にもなっています。そしてフルタイムのロースターでは、レインズのグッズ売り上げが1番多く、他の誰もレインズに追いつける状態ではないそうなのです。
ちょうど1年前、WWEの選手達の市場価値の結果が明らかにされましたが、1位は他を圧倒してジョン・シナ、そしてアンダーテイカーとブロック・レスナーが続き、4位にレインズがいました。そしてある全国チェーンの小売業者のTシャツ販売では1位ジョン・シナ、2位ダニエル・ブライアン、3位ロマン・レインズ、4位セス・ロリンズ、そして5位ディーン・アンブローズという調査結果がありました。
ジョン・シナがパートタイマーとなりブライアンも引退してしまった為に、フルタイムのロースターの中では市場価値とグッズ売り上げでレインズがトップです。そういうわけでWWEはレインズを今後もWWEの顔としてプッシュしていく事になるそうです。
(情報:Wrestling Observer)
RAWの放送ではブーイングも多いレインズですが、ハウスショーでは放送のようなブーイングはあまり無いようです。ハウスショーで選手の画像がアップされるのはレインズが多いです。どちらにしてもフルタイムのロースターで観客から一番大きな反応を得ているのがレインズです。
あと気になるのが、レインズをスマックダウンに移籍させるかもとの噂があるが……。ただ今年後半までレインズはユニバーサル、もしくはWWE王座戦線には加わらないとの情報もあります。