トリプルHはWWEのクリエイティブをどう変えるのか?
SliceWrestling 2022.8.11
■トリプルHはクリエイティブをどう変える?
現地時間7月22日(金)にビンス・マクマホンは引退を発表、そしてトリプルHがWWEのクリエイティブ責任者を引き継ぐことになりました。
その後は解雇されたダコタ・カイ、カリオン・クロス&スカーレット、デクスター・ルミスを復帰させたり、イヨ・スカイ(紫雷イオ)を昇格させたりと早くも独自性を出しています。見えない部分では、ビンスのように放送直前で台本の書き直しがなくなった事が大きいようです。
SliceWrestlingによると、クリエイティブ責任者となったトリプルHはクリエイティブでいくつかの変更を行なっているそうです。
WWEは伝統的に50/50ブッキングとストップ&ゴープッシュというものがあり、例えばある選手がある試合で勝利したら次は負けて全体的なバランスを取ると言うものです。しかしロマン・レインズやブロック・レスナー、シャーロット、ベッキー・リンチのような一部の優遇されたトップ選手だけは例外でした。
トリプルHはこれにあまり意味がないと考えていて、メインイベントレベルのスーパースターは滅多に負けないと考えているのだとか。
また方向性で迷っていない限り、リングネームやキャラクターを変えたりはしないとのこと。
またストーリーに一貫性を持たせ全面的に変えるという事を無くして、前述のようにビンスがやっていた直前での台本書き直しをしないようにしています。そしてビンスはサプライズや予断を許さない展開を重視していたが、トリプルHは長期的なストーリーを重視するようです。
ビンス時代にはNXTから昇格した選手はキャラクターを変えられたり適切なプッシュが受けられなかったことが多かったが、元々NXTの責任者だったトリプルHは基本的にNXTで活躍した選手は同じように活躍できるようにしようと考えているとのこと。
ビンスはアナウンサー達にヘッドセットで指示を出していたが、頻繁に怒鳴っていました。トリプルHに代わって既にプレッシャーが軽減しているそうです。(※ビンスはクリエイティブミーティングでも汚い言葉を連発していたらしい。)
今のところトリプルH体制になって視聴者数も減っていません。まだ放送回数は少ないが、特にRAWはビンス引退前の平均より多いです。トリプルHはこのまま好調を維持できるか? (※9月からNFLが始まり視聴者数は減ってしまうが、これは毎年のことなので仕方がない。)
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※参考:RAW視聴者数まとめ
※参考:8月8日放送のRAW 試合結果
※参考:9月3日クラッシュ・アット・ザ・キャッスルの対戦カード
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(情報:SliceWrestling)
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