ルーシュとラ・ソンブラが起こした観客との乱闘騒ぎの詳細

ルーシュ ラ・ソンブラ

本家ロス・インゴベルナブレスのルーシュとラ・ソンブラは、グアダラハラの大会で観客との乱闘騒ぎを起こしました。その後出場停止処分となりましたが、この事件の詳細がレスリング・オブザーバーより報じられました。


Wrestling Observer 2015.7.29
ルーシュとラ・ソンブラの出場停止問題
(Rush & La Sombra on Suspension Issue)

以下、レスリング・オブザーバーより

CMLLのトップスター、ルーシュとラ・ソンブラは7月21日に行われたCMLLグアダラハラ大会で、観客との騒動のあと出場停止になりました。
グアダラハラの観客はメキシコシティとは違い、若い男性が多く酒を飲みながらヤジを飛ばす事があります。特に地元のレスラーが出場するような前座試合では、他の客やレスラーに対して汚いヤジを飛ばす事がよくあり、スター選手が出るまでは試合に集中しません。

ロス・インゴベルナブレスの試合では、観客がルーシュかソンブラにビールを渡して、そのビールを対戦相手の顔に向けて投げる事があるそうです。
問題となった試合では、観客は対戦相手の1人のミステル・ニエブラにビールを渡し、ニエブラはそのビールをルーシュに向かって投げました。その後別の観客がルーシュにもビールを渡しニエブラに向かって投げたが、そのビールがリングサイド最前列の観客にかかってしまいました。ルーシュは意図してその客にビールを浴びせたかは不明ですが、そのエリアの観客達はルーシュに向かってブーイングしていたのです。
それからそのエリアの観客達がルーシュに向かってビールを投げつけた事で、ルーシュとソンブラはブチ切れてセキュリティが駆けつける事態となってしまいました。そして、一部始終を見ていたウルティモ・ゲレーロが止めに入りました。

しかしソンブラがリングサイドの観客を蹴り始めてしまい、観客達もソンブラに向かって色々物を投げつける事態に発展してしまったのです。さらに観客は傘をソンブラとルーシュに投げつけ、ソンブラがその傘を観客に向かって投げ返しました。
駆けつけたセキュリティ達はこの騒動を沈静化させる事が出来ませんでした。最終的に地元の警察がやってきて、数人の観客を逮捕する事態となってしまいました。そしてルーシュとソンブラも手錠をかけられそうになりましたが、2人はそれを拒否したようです。

その2日後ハリスコのボクシング&ルチャ コミッションの委員長ギジェルモ・サンドバルは、2人に対し90日間の出場停止処分を言い渡し、騒動を収束出来なかったCMLLにも制裁を与えるだろうと言いました。

そしてCMLLも7月24日のメキシコシティでの大会から2人を外しました。しかしソンブラは7月27日のプエブラ大会で復帰しています。ルーシュはまだ復帰していないようです。

またコミッションのメンバーの1人は、2人の出場停止はこの事件の前に起こった問題についてであって、今回の件とは関係ないと言っているそうです。
(情報:Wrestling Observer)


最終的によく分からない事になってますね。制御不能だから仕方ない事なのでしょうか?