2月16日に発表されたWWEのグローバル・クルーザーウェイト・シリーズ。この計画に関してポール “トリプルH” レベックがPWInsiderとチャンネル・ガイド・マガジンのインタビューを受けました。
PWInsider 2016.2.16
■トリプルH、クルーザー級トーナメントの計画について語る
(Triple H Talks Plans for Cruiserweight Series)
現地時間2月16日WWEは今年7に “グローバル・クルーザーウェイト・シリーズ” と呼ばれる、205ポンド(約93kg)未満の軽量級レスラーによるトーナメントを開催することを発表しました。このトーナメントは、WWEネットワークで7月13日より、10周に渡って放送される事になります。
そしてトリプルHは、グローバル・クルーザーウェイト・シリーズの計画に関してPWInsiderとチャンネル・ガイド・マガジンのインタビューを受けました。以下そのざっくりベースの要約になります。
■出場者はWWEと契約していない選手と長期契約している選手。世界中から32人のレスラーを集める。
■レスラーの選別という分けではなく、世界最高を発見するため。しかしレスラーがWWEと契約をしたいと思っていれば、それは否定しない。
■これまでなかった最高のプラットホームを提供したい。
■大多数はWWE以外のレスラー、英国&日本&中国などの世界中から素晴らしいレスラーを集めたい。
■全ての地域からという分けでは無いが、できるだけ多くの地域から集めたい。そしてこれを世界に届けて、彼らに何が出来るのかを示したい。
■205ポンド未満のクルーザー級にはずっと興味があった。たくさんの優秀なレスラーがいるし、彼らは飛んだり跳ねたりするだけじゃ無い。キャラクターもあってマイクもできる優秀なレスラーもいる。
■クルーザー級の選手は今までうまく生かせられなかった、それに彼らの実力を示す事の出来るプラットフォームが無かった。それは失敗だったと思っている。
■長い間議題にはあったがそのままだった。それを何とかしたい。
■トーナメントは1度きりじゃなく何度も開催したい。
■このトーナメントによって直ちにクルーザー級の復活と言う分けでは無いが、そうなる可能性はある。
■狙っている選手がいれば、まずは1年間(トーナメントに出場?)のチャンスを与える。そして次の年に長期契約を結ぶという事を考えている。それが今計画中のトーナメントのアイデア。
■世界で最高、もしくは世界で最高のクルーザー級レスラーを見ることになる。そしてこれは最大で寄すばらいいプラットフォームになる。しかしまだ100%計画は固まっていない。
■素晴らしいクルーザー級レスラーにWWEで成功できる希望を与えたい。WWEを夢見ていた多くのレスラーにもっと機会を与えるようにしたい。
■新日本プロレスの選手がこのタイプのトーナメントに参加する事は無いと思っている。でもこのトーナメントはオープンなので、新日本プロレスの選手も参加してもらえればと考えている。
■プログレス、EVOLVE、レボリューション・プロなども参加してほしい。
(情報:PWInsider)
WWE以外のレスラーが多く参加するという事は、スポーツ・エンターテインメントでも無くNXTでも無い、プロレスをやる事になるんでしょうね。世界規模の青田買い?少なくとも今まで以上に世界中のレスラーがWWEを目指すことを考えるようになりそう。日本人もチャンスが広がるわけだし、それを狙っているんだと思いますが。逆に言うと米国市場での限界がもう見えているのかと、レスラーも含めて。少なくとも人材発掘が目的のようですね。すでにベテランの選手は対象外かと思われます。
トリプルHはビンス引退後のWWEを引き継ぐ中心人物の1人なので、これは将来のWWEに大きく関わってくる可能性はあると思います。
10回放送で32人のトーナメントとなると、BOSJのようなリーグ戦では無くて勝ち残り式のトーナメントですかね?これで新日本プロレスの強みの1つである軽量級が、特別なものでは無くなってしまう可能性が出てきました。米国での話ですが。
でも思う事は、世界中から優秀な選手を集めても新日本プロレスになる事はないので、新日本プロレスは新日本プロレスの強みを活かせば、世界で存在感を示す事は出来ると思います。