WWEに復帰したハーディ・ボーイズですが、インパクト・レスリングでヒットしたブロークン・ギミックではありませんでした。しかし状況は変わってきたようです。
Wrestling Observer 2017.4.19
■WWEでもブロークン・マット・ハーディ?
(Plans to Use The Broken Hardys Gimmick?)
今年の2月末でインパクト・レスリングとの契約が終了したマット&ジェフ・ハーディのハーディ・ボーイズは、その後ROHに出場し、そして4月2日(日)のレッスルマニア33でWWEにサプライズ復帰を果たしました。しかし2人は昔のギミックで登場し、インパクト・レスリングでヒットしたブロークン・ギミックは行っていません。
これはインパクト・レスリングがブロークン・ギミックの権利を主張していて、他の団体で使用する場合は権利料を要求すると主張した為です。マットはブロークン・ギミックのアイデアは自分のものだと主張していますが、まだ両者間でこの問題は解決していません。
しかし最近になってマットはブロークン・ギミックをほのめかしています。レスリング・オブザーバーによると、WWEはインパクト・レスリングの親会社アンセムとブロークン・ギミックの使用について交渉中なのだそうです。まだ合意には達していないので、ハーディ・ボーイズはブロークン・ギミックを使う事は出来ませんが、WWEはかなりのグッズ売り上げを見込んでいるので、アンセムと契約する事を決断したようです。
ただSportskeedaでは、WWEがブロークン・ギミックを使おうとしなかったのは、ただビンス・マクマホンがそれを望んでいなかっただけで、ビンスは元々昔のハーディ・ボーイズとして復帰させたかったからなのだと主張しています。そもそもビンスはブロークン・ギミックが好きでは無かったとのこと。
しかしWWEのライター達はブロークン・ギミックの大ファンで、ずっとビンスにプッシュしていたようです。そして観客の “デリート” チャントを聞いているうちにビンスもブロークン・ギミックを受け入れるようになったそうです。ただ、すでに昔のハーディ・ボーイズとしてRAWタッグ王者になったので、すぐにブロークン・ギミックに移行する事は無いそうです。さらにビンスはジェフをトップ選手としてみているので、今後マットとジェフは別れてそれぞれシングル戦線で活躍するようになる可能性もあるようです。
その時は2人RAWタッグ王座から陥落している事になりますが、しかしマットのブロークン・ギミックはタッグ王座から陥落した後であれば可能性はあり、そしてビンスもライター陣にブロークン・ギミックを始めるストーリーを考えるよう指示を出しているそうです。
また気になるところでは、ライター達はブレイ・ワイアット vs. ブロークン・マット・ハーディに乗り気であるとのこと。
ブロークン・ギミックについては、2つのストーリーがありますが、どちらともブロークン・ギミックについては最終的に行う方向で検討されているようです。後はタイミングの問題だけかもしれません。
(情報:Wrestling Observer)