過去の人種差別発言でWWEから解雇されてしまったハルク・ホーガン、遂にWWE復帰に向けて両者は話し合いを開始たのかもしれません。
PWInsider 2018.3.22
■WWEがハルク・ホーガンと協議中
(WWE Talks with Hulk Hogan)
2015年7月25日(金)ハルク・ホーガンが過去に人種差別発言をしていた事が明るみになると、WWEはホーガンを解雇しました。ホーガンのこの発言は、ゴーカー・メディアが公開したホーガンの浮気テープの未公開部分で発言していたものでした。
そして3月22日(木)PWInsiderは、ホーガンとWWEが数週間前から復帰に関して交渉していると報じました。実はWWEは以前からホーガン復帰に向けて動き始めています。解雇された時、WWE.comやWWEネットワークからホーガンに関する全てを削除しました。その後WWEは少しずつホーガンに関するの素材を復活させ、RAWでも過去映像を使用する時にホーガンも登場させるようになっています。これはWWEがファンやスポンサーの反応を確かめている為との話があります。
WWEはこの件に関し “彼の過去の過ちでどうやって人々を助ける事ができるかという事でハルク・ホーガンと話し合いを行っています。しかしホーガンとはいかなる契約もしていません。” と声明を発表したそうです。
しかしまだ交渉中の段階のようで、復帰に関しての詳細は不明です。ホーガンが復帰して何の役割をするかまでは明らかになっていないそうです。
ホーガンはWWEから解雇された後、浮気テープ(※2006年の時の浮気)を公開したゴーカー・メディアに対し健康被害と損害賠償で訴え、最終的にホーガンが勝訴してゴーカーメディアはホーガンに計1億1,500万ドル(当時約128億円)払う事になりました。(※その後サイトを閉鎖する事で和解して3,100万ドルになった。)
またWWEはHBOとのコラボレーションで、4月10日にアンドレ・ザ・ジャイアントのドキュメンタリー番組を放送しますが、ホーガンも証言者の1人として登場するそうです。そして来週の木曜日にカリフォルニアで先行上映が行われるそうですが、そこにホーガンもいる予定になっているとか。
またPWInsiderは、憶測としてダニエル・ブライアンが選手として復帰する事もあり、何かしらの役割でスマックダウンLIVEに登場するのでは? とも掲載しています。また以前のように広報的な役割かもしれないとも。
ただレッスルマニアの女子バトルロイヤルにファビュラス・ムーラの名前が使われた時、彼女の過去の悪行が明るみになりWWEはムーラの名前の使用を止めています。この件にはレッスルマニアのスポンサーであるスニッカーズの親会社も不満を示していました。この問題がホーガン復帰に影響を及ばす可能性もまだあるようです。それはファンやスポンサーの反応次第です。しかし復帰に向けて前進はしているようです。
(情報:PWInsider)
WWEが声明で否定しなかったという事は近いのかもしれませんね。XLFの時がそうだったので。