[WWE] CMパンク&コルト・カバナvs.アマン医師の裁判、ようやく終結へ

CMパンク インタビュー

CMパンク&コルト・カバナを名誉毀損で訴えていたWWEのアマン医師ですが、2015年2月から始まったこの抗争はようやく終わりを迎えたようです。


Wrestling Observer 2018.6.5
アマン医師がCMパンク&カバナを訴えた:UPDATE
(WWE Doctor Chris Amann sued CM Punk & Colt Cabana:UPDATE)

2015年2月、WWEのクリストファー・アマン医師はイリノイ州にあるクック群民事裁判所でCMパンクとコルト・カバナに対する名誉毀損の訴訟を起こしました。
訴訟を起こすきっかけとなったのは、2014年11月に公開されたコルト・カバナのポッドキャスト “Art of Wrestling” で、パンクがコブが出来てアマン医師にコブの切除を求めたが、アマン医師は脂肪の塊だから抗生物質で治ると言われて対応してもらえなかった。後から病院で検査したら感染症(メシチリン耐性黄色ブドウ球菌)によるコブであることが発覚し、命に関わる問題であったと発言したことでした。
アマン医師はCMパンクの発言により名誉を傷つけられ、医師としての信頼を失ったと主張。名誉毀損で3,989,000ドル(約4.4億円)を要求していました。

そして現地時間7月5日(火)、ポッドキャストでのCMパンクは感染症の証拠を示していないが、それが事実でも間違っていてもアマン医師の評価を傷つけるようなものでは無いと陪審員は判断したそうです。
と言うことで裁判官はCMパンクとカバナは損害賠償に応じる必要は一切ないと判決をしました。

この瞬間カバナは笑みを浮かべ、CMパンクと妻のAJリーは涙したとのこと。そしてアマン医師は特に表情の変化は無かったそうです。

この裁判はアマン医師が個人的に起こしたものです。しかしWWEはアマン医師をバックアップしていました。WWEはパンクが主張するコブは実際は無かったと言う動画を公開していました。
そして裁判は長引き、パンクとカバナは裁判の調査費用として25万ドル(約2,750万円)を請求されたとの情報もありました。
この事により、アマン&WWE側は裁判を長期化させる事が狙いだったとの情報もありました。そして示談に持ち込み、最終的にパンクをWWEに復帰させる事が目的だったのではないかとの憶測もあったが、裁判が終結した事によりCMパンクのWWE復帰はどうなってしまうのか?
そのパンクは6月9日(土)イリノイ州シカゴで開催されるUFC 225で、マイク・ジャクソンと対戦する事になっています。さらに8月31日(金)にはシカゴでサイン会を行い、翌日のコーディ・ローデス&ヤングバックスの “ALL IN” に登場するのではないかとの憶測も。

(情報:Wrestling Observer)