[WWE] ライバックが契約交渉問題の詳細を明らかに 、勝敗は会社が決めているのに賃金格差があるのはおかしいと主張

ライバック

出場する予定だったRAWに姿を現さなかったライバック、その背景には再契約交渉で問題が生じていたとの情報がありましたが、ライバック自信がその詳細について明らかにしました。


Wrestling Observer 2016.5.3
ライバック、契約問題の詳細を明らかに
(Ryback Reveals Details on Contract Situation)

現地時間5月2日(月)放送のRAWで行われたUS王座次期挑戦者決定バトルロイヤルに、出場が予定されていながら姿を現さなかったライバック(本名:ライアン・リーブス)。ライバックはRAWの前日に行われたペイバックPPVのプレショーには出場していて現地にいましたが、契約更新の交渉で問題を抱えていて問題が解決されるまで、無期限でTV放送には登場しない事になったとの情報もありました。
そしてライバックRAWの翌日、自身のタンブラー・アカウントに今回の出来事の経緯を長文で掲載しました。
以下はその要約となります。

Feed Me More by ライアン・リーブス
新しい契約に関してビンス・マクマホンと自分がイエスかノーかを決めるまで、WWEの放送には出場しないと自分からお願いした。これはIC王座だった頃から始まっている。これはお金やビジネスの問題では無い。それは少し前に解決した。これはWWEだけでなくレスリング・ビジネスに関わる問題だ。レスリングはあらかじめ決められている。リングやバックステージ・セグメントで、敗者と勝者、そこで何を言うか全てが事前に用意されている。これは選手ならみんな知っている。自分も驚いたがこのスポーツでは敗者よりたくさん稼げる勝者は会社の都合で決まる。みんなWWEの為に働いていて、選手はまでみんな重要なはずだ。敗者がいなければ勝者は生まれない。我々はまだこのルールでやっている。
時代は変わっている。人は進化しなければならない。過去から学んで、もっと良い世界に変えていくべきだ。
WWEのパフォーマーはみんな同じ時間働いて、彼らから言われた事をする。しかし敗者はファンからジョバーと言われる。そうすると会社の評価は下がってしまう。そして人知れず解雇される。彼らの指示に従っているだけなのに。

なぜ平等に払われないのか?勝者はたくさんのグッズがある、他にも色々な特権がある。でも負けろと言わればPPVでも犠牲にしなければならない。これは今WWEが抱える大きな問題だ。
ほとんどの選手は他の選手の役に立って満足している。解雇されるのを恐れている。そして時間とともに稼ぎが減るから文句ばっかり言っている。
でも自分は勝敗を変えた事は無いし、他の人の成功を助けるの反誇りを持っている。自分のPPVの記録は12勝26敗だ。でも自分の能力や考え方には自信がある。毎日ベストを尽くしている。でも自分を見ると同じように働いていても年々自分の稼ぎは減っている。雑誌の表紙ももらえなかった。そして他のプロジェクトだけで無く、自分が何をやったとしても、だんだん役割が減っていく。たとえ体に無茶なハードな試合をしても。
こんな事をしたらどうなるか分かっている。WWEは自分を解雇するかもしれない。自分は恐れていない。変える必要のあるものを変える事ができるのであれば。
他にもたくさん興味を持っている。長年にわたって資金管理に関してはうまくやってきた。一緒に働いてきたWWEの選手みんなには感謝している。いつか自分は世界で最も偉大なビッグ・ガイになる。

(※ライバックは2015年5月31日のエリミネーション・チェンバーでIC王者となり、。そして9月20日のナイト・オブ・チャンピオンズPPVでケビン・オーエンズに敗れIC王座から陥落している。)

勝敗は会社に決められていて、さらに選手は同じ時間働いているのに、賃金格差が生まれるのはおかしいと主張している分けですが、ライバックの現在の契約は今年の夏までとなっているそうです。

(情報:Wrestling Observer)


2014年のCMパンクが行った暴露で “ステロイド・ガイ” と言われてしまったライバックですが……。