1.4東京ドームの後の1月5日、中邑真輔、AJスタイルズ、アンダーソン&ギャローズの4人がWWEと契約するのではないかとの情報が広まり、今現在に至るまで様々な情報が出てきました。そしてレスリング・オブザーバーから最新の情報が出てきたので、ざっくりベースですがこの4人の状況をまとめました。長いので今回は前編になります。
Wrestling Observer 2016.1.7
■中邑、AJ、カール&ギャロの状況まとめ:前編
レスリング・オブザーバーは最新の記事で、中邑真輔、AJスタイルズ、カール・アンダーソン、ドク・ギャローズの4人は新日本プロレスに退団、もしくは今後参戦しないことを伝え、おそらく4人はWWEと契約すると思われると報じています。
また中邑真輔に関しては1月6日(木)に東スポより新日本プロレスを退団する事が明らかにされています。(※東スポの情報が正しければ)
WWEはAJスタイルズの入団に期待していて、1月24日のロイヤルランブルPPVのランブル戦のサプライズ選手として計画していたが、すでにこの話が広まってしまったので計画は変更される可能性があります。WWEはデル・リオの復帰の時のように秘密を保っていたままを望んでいました。
また新日本プロレスのブッカーの外道は、4人の移籍は想定していなかったので、驚いていると言われています。外道は長期的な計画を立てることで有名なことを考えれば、今後の計画を大きく変更しなければならなくなるでしょう。2017年の1.4東京ドームを考えると、中邑真輔とAJスタイルズがいなくなることはメインイベントに大きく関わってきます。オカダ・カズチカvs.棚橋弘至は人気カードであるものの、今年で2回連続、かつ観客動員には苦労しています。新日本のTOP4に続くのは飯伏幸太ですが、彼の怪我の状態で今までと同じ動きができるかは不明です。
もしWWEとの契約が失敗した場合、4人はまだ新日本プロレスに出場し続けることは可能です。4人にはまだアングルがあります。バレットクラブをクビになったAJスタイルズも、ベビーフェイスとして復帰することは可能です。
AJスタイルズは今現在、新日本プロレスともROHともこれ以上出場する予定がありません。状況にかなり詳しい関係者はAJスタイルズのWWE行きに関しては口を閉ざしていますが、まだWWEとは実際に契約をしていない事だけは言及しています。
AJスタイルズは1月16日ロンドンでレボリューション・プロレスで、ザック・セイバーJr.相手に防衛戦を行う事になっています。AJスタイルズは同団体のベルトを保持しています。そして2月5日にはディープサウス・チャンピオンシップ・レスリングに出場する予定となっています。
AJスタイルズは、過去のインタビューで適切なオファーがあればそこに行くだけだと話ていましたが、AJスタイルズがWWEと契約する理由は彼の腰の怪我も要因の1つとしてあるようです。DDPヨガでかなり回復したと言っていましたが、彼の年齢と怪我の性質を考えれば状況は変わります。インディ・シーンでは自分にあったスケジュールを組む事もできますが、出場すれば激しい試合をこなさなければなりません。そして試合をしなければ収入はありません。
WWEのスケジュールはかなりハードですが、複数年契約をしてしまえば怪我をしても収入の心配をせず休む事ができます。その代わり契約する前に負傷箇所がないか徹底的に検査される事になります。
カール・アンダーソンはTNAと交渉していました。しかし引き続き新日本プロレスで続けるために契約更新を決断しようとしたところで、WWEがかなり本気のオファーをした事が考えられます。WWEはバレットクラブのTシャツが世界的に成功した事で、ベイラー・クラブのグッズ展開に関心を持っていました。そしてフィン・ベイラーはそれをあからさまにほのめかしています。
WWEと契約する前にメディカル・テストとフィジカル・テストが行われます。そして実際に契約するまで、その間は数ヶ月はかかることがあります。通常の選手の場合、テストの結果が出てWWEで働き始める日を決め、それまで元いた団体に出場し続ける事がほとんどです。
AJスタイルズの場合、WWEは今月24日のロイヤルランブルPPVでサプライズ選手として考えていたので、他の選手とは状況が異なる可能性があります。しかしその計画は既に広まっているので、変わってしまった可能性もあります。
プリンス・デヴィット(フィン・ベイラー)も、1月末で新日本プロレスとの契約が終了したものの、4月まで新日本プロレスに出場して、オーランドに向かったのは5月でした。
またPWInsiderによれば、現地時間1月7日の段階で、4人はメディカル・テストをまだ受けていないと指摘しています。
※:後編はこちら
(情報:Wrestling Observer)
少なくとも今現在誰もWWEと正式に契約はしていないのは確かなようですね。新日本との契約が残っている間はWWEとは交渉しないでしょうが、アンダーソンはWWEからオファーされていますね。ベイラーが要請したっていう話もあったような。WWE、そしてベイラーが4人の移籍を煽っていますが、全部何かしらの意味があってやっている事でしょう。