[WWE] ダニエル・ブライアンの契約解除通知を阻止した、WWEの契約書の一部

ダニエル・ブライアンは引退表明する前に、レスラーを続ける前にWWEに契約解除を求めましたが、それは契約上受け入れられることはありませんでした。その契約とはどんな内容なんでしょうか?


Cageside Seats 2016.2.7
WWEはブライアンの契約解除通知は受け入れず
(WWE blocked Daniel Bryan from giving notice)

ダニエル・ブライアンは2月8日(月)に引退を表明しましたが、ブライアンは引退発表の1週間前に受けた最後の脳検査の前までは、レスラーとして復帰するためにWWEとずっと交渉し続けていました。そして交渉中ブライアンはWWEに契約解除を求めたが、WWEの契約上それが不可能であったという情報もありました。
下記は公になっているWWE(ステファニー・マクマホン・レベック)のブッキングの契約書の一部ですが、ブライアンが一方的に契約を解除できない事が確認できます。

▼WWEの契約書の一部(プロモーターはWWEの事)
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セクション 11.1
(a)
本契約はプロモーターにより、いかなる時でもいかなる理由無しにレスラーは契約を解除される場合があります。その場合あらかじめ90日前に書面による通知を行う事となり、その90日目が契約最終日となリます。

(b)
本契約は契約期間の最終日の前に、両者の書面による明確な合意を持って、両者のさらなる責任を負わず本契約を解除する場合があります。

(c)
本契約はレスラーがセクション12.1で記載されている内容に違反した場合、プロモーターにより即座に解雇される場合があります。

(d)
セクション11.1の(a)または(b)に基づく契約解除が生じた場合、プロモーターは最低限の年俸を保障し、契約最終日までレスラーに支払う義務があります。またセクション7のレスラーの知的所有権使用に従って、レスラーへの著作権料を払う義務があります。

セクション 11.2
本契約はレスラーが死亡したと同時に解除となります。またプロモーターはレスラーの相続人、後任者、相続人および権利継承者に、セクション7で定めるいかなる支払い義務もありません。
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セクション11.1の(b)にあるように、レスラーから契約解除を申し出る場合には、WWE側の同意が必要になります。特にブライアンの契約が特別な分けでは無く、通常の選手の契約には盛り込まれている内容のようです。(※これと全く同じものかは不明ですが)

(情報:Cageside Seats)


契約書では “レスラー” って表記されてるんですね。しかし契約書を読むのは頭が痛くなりますね。間違ってなければ良いんですが。