誘拐及び不法監禁、暴行の嫌疑で逮捕されてしまったリッチ・スワンですが、事件の詳細が明らかになりました。
PWInsider 2017.12.10
■リッチ・スワンの逮捕:UPDATE
(Update on Rich Swann Arrested)
UPDATE2:スワンはその日のうちに自己誓約により保釈されました。自己契約による保釈とは、被告に凶暴性が無く逃亡の恐れも無いと思われた場合、裁判に必ず出廷すると約束し保釈される制度だそうです。暴力事件での前科があった場合は適応されません。
UPDATE1:WWEは逮捕されたリッチ・スワンに無期限の謹慎処分を科したと発表しました。これで和解が成立して告訴が取り下げられない限り、スワンはWWEに復帰できません。もし有罪となってしまったら、スワンは解雇されてしまいます。
スワンは12月11日(月)のRAWで、ドリュー・グラックとの次期クルーザー級王座挑戦者決定戦を行う予定でしたが、謹慎処分となってしまったので計画は変更となります。
ORIGINAL:12月10日(日)フロリダ州ゲインズビルで誘拐及び不法監禁、そして軽犯罪の暴行の嫌疑をかけられて逮捕されてしまったクルーザー級/205 LIVEスターのリッチ・スワン。当初逮捕の詳細は不明でしたが、ゲインズビル警察署はスワンの逮捕記録を公開し、詳細が明らかになりました。
今回の事件の被害者は、スワンの妻シュー・ヤン(本名:Vannarah Riggs/28歳)だそうです。シュー・ヤンは女子インディ・レスラーで、2010年にはWWEとデベロップメント契約をしていました。(※2011年に解雇)
2人は今年3月に結婚していましたが、スワンの逮捕記録によると、ゲインズビルのイベントから帰宅中に2人は口論を始めてしまいました。それはスワンがシュー・ヤンのパフォーマンスについて批判したからだそうです。そして口論は激化したと思ったシュー・ヤンは車から降りました。スワンは車に戻るように言うが、シュー・ヤンは拒否して去ってしまったとのこと。するとスワンも車から降りて、シュー・ヤンの手と首辺りを掴んで、ヘッドロックをして車に戻そうとしたそうです。それでシュー・ヤンは助けを求めて叫んだと言う事だそうです。
また事件の目撃者は、シュー・ヤンは車から降りようとウィンドウを叩いていて、かなりスワンを恐れているように見えたと供述しています。さらにシュー・ヤンは警察に、スワンはすぐにカッとなるので、口論のあと暴力に発展しそうだったから怯えていた。あの時も車を止めてと頼んだが、スワンは拒否した。車が止まるまで待って降りたが、腕を掴まれて車に戻されたと供述しています。
スワンは逮捕されたあと、腕を掴んで車に連れ戻したことを否定し、シュー・ヤンのスマホのGPSを使って家に帰っていたから、彼女と一緒にいる必要があったと供述しています。
WWEからは現時点ではまだ何も声明は発表されていません。通常WWEでは家庭内暴力等で逮捕された場合、即刻無期限の謹慎処分となります。以前ジェリー・ローラーがフィアンセと喧嘩して逮捕された時も、すぐに謹慎処分となりました。そして裁判で有罪が確定すれば、即刻解雇となります。(※場合によっては罰金の時もあるとのこと。)
スワンはまだフロリダ州ゲインズビルのアラチュラ郡刑務所に拘留されたままだそうです。
※参考:クルーザー級/205 LIVEスターのリッチ・スワンが逮捕される
(情報:PWInsider)
ローラーの場合、フィアンセが酔っ払って暴れたのが原因だったので、その後告訴は無事取り下げられ解雇とならなかった。スワンもすぐに和解に至れば、長い期間欠場にならないと思われますが、それはシュー・ヤン次第となります。