[WWE] 選手の引き抜き行為はしばらくできない、ジ・エリートにも影響か?

WWEの選手獲得に影響しているのか?


2023.7.21
選手の引き抜き行為はしばらくできない

今年2月あたりにWWEがケニー・オメガの獲得に自信を持っているとの情報があったが、現在MLWがWWEに対して反トラスト法違反で訴えており事態は変わっているようです。(※MLWは数年前から選手の引き抜きでWWEに抗議していたが、今回はWWEが会場や動画配信企業に圧力をかけて他団体と接触できないようにしていたとして2022年1月に訴訟を起こしている。実際MLWはFOX傘下の動画配信サービスとの契約を邪魔されたこともあった。)

レスリング・オブザーバーによると、現在WWEは他団体と契約中の選手に対し契約のオファーそしていないそうです。もし引き抜きがバレたら前述の反トラスト法違反の訴訟に影響するからだとか。
実際昨年までは引き抜きをしていた。しかし今年4月にWWEはエンデバーに買収される事が発表され、現在買収に向けて色々と調整をしているところです。エンデバーは余計な事をして裁判に悪影響を与える事を望んでいないし、もし引き抜きが明らかになってもビンスを解雇する事はできない。その代わり誰かが身代わりとなって解雇される可能性があるので、今は誰も契約中の選手に手を出せない状況なのだそうです。
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WWEはケニーだけでなくヤングバックスとハングマン・ペイジを狙っているとの情報もある。現在ジ・エリートの4人は契約延長に向けてAEWと交渉中との話もある。しかし現在WWEは契約中の選手に対して何十万、何百万ドルのオファーが出来ない状況です。もしジ・エリートの誰かがWWEに行こうとしても、AEWとの契約が終了するまでWWEとは交渉できません。
これはジ・エリートに限った話では無いので、他団体と契約している選手全てに当てはまります。WWEは今年はまだ新たな契約をしていない(※NIL契約は除く)が、反トラスト法違反で訴えられているのも影響しているのかもしれない。

昨年ビンスが引退しトリプルHがクリエイティブ責任者に就任したが、その後WWEは解雇/退団した選手を呼び戻そうと多くの選手に接触していた。その結果AEWは8月に選手引き抜きでWWEに警告文を送っていた。(※2017年にROHもWWEに警告文を送っている。)
最初はMLWの訴訟は気にしていなかったようだが、やはりエンデバーの買収で事態が変わったようです。
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※参考:7月17日放送のRAW 試合結果

※参考:7月14日放送のスマックダウン 試合結果

※参考:8月5日サマースラムPLEの対戦カード
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(情報:Wrestling Observer)
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