ビンス・マクマホンの性的不適切問題はさらに拡大してしまいました。
Wall Street Journal 2022.7.9
■ビンスの性的不適切問題さらに拡大
6月ウォールストリート・ジャーナルは、ビンス・マクマホンが従業員(※既に退社)と不倫し口止め料として300万ドル(約4億円)を払う事に合意していた事が明らかになり、WWEの取締役会が調査していたと報じました。
そしてウォールストリート・ジャーナルはこの件での続報を発表、ビンスは過去12年間で不倫と性的不正行為の口止め料として計1,200万ドル(約16億円)以上の支払いに合意していたそうです。
今回の元従業員だけでなく、元WWEの女子選手含め計4人の女性に支払っていたのだとか。特に金額が大きかったのが元WWEの女子選手で、ビンスは何度もこの女子選手に性的不正行為を要求、女子選手が最初に拒否した時は降格さて、その後もビンスの要求を拒否したので契約更新せずに2005年に退団させてしまったそうです。2018年に女子選手は弁護士を通してビンスと交渉、そして口止め料として750万ドル(約10億円)を要求していたとのこと。
また他の従業員はビンスからビンスのヌード写真を送りつけられセクハラされたと主張し100万ドル(約1億3,600万円)で和解。さらに他の女性はビンスと性的関係になったので口止め料としてまた100万ドル(約1億3,600万円)。
少なくともWWEの取締役会は最初の従業員と女子レスラーに関して調査しているが、残りの2人の女性が調査の対象になっているかどうかは不明とのこと。
そしてビンス同様に疑われているジョン・ロウリネイティスも、最初の元従業員と関係があったかどうか、2012年に他の従業員に口止め料を払っていたことも調査に含まれているそうです。
ビンスはこの件で調査が終わるまでWWEの会長兼CEOから一時的に退き、娘のステフが暫定会長兼CEOに就任。ロウリネイティスはこの件で休職となっています。
ただしビンスは番組のクリエイティブ責任者として仕事を続けていて、RAWやスマックダウンにも登場するが謝罪はせず。そしてビンスはWWEの議決権付株式を過半数以上保有しているので、取締役会は解雇することはできない。
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※参考:オブザーバーの7.2マネー・イン・ザ・バンクPPV 試合評価
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(情報:Wall Street Journal)
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