選手や従業員の解雇の本当の目的は何なのか？
SliceWrestling 2021.6.2
■選手や従業員の解雇の本当の目的は？
WWEは昨年に引き続き今年も大量解雇を行なったが、新型コロナによる収益悪化の為だけでは無いのかもしれません。
SliceWrestlingによると、現在NBCユニバーサルがWWE買収を検討していて、既に動き出しているとか。NBCユニバーサルは現在RAWとNXTを放送しているUSAネットワークの親会社です。
解雇は選手だけでなく、WWE社内の重複する部門を統合し重役や従業員達も解雇されています。これにより少ない人員で今までの作業をこなさなければなりません。会長のビンス･マクマホンと社長のニック･カーンは売却に向けて既に動き出していて、買収の話が本格化した時、利益率を上げてより魅力的に見せる為だと思われます。その為ブラウン･ストローマンのような年俸の高い選手も解雇の対象となったようです。そして解雇はまだ終わったわけでは無く、まだ多くの選手が解雇される可能性もあるとのこと。
また現在スマックダウンはFOXで放送されていて契約は2024までとなっているが、NBCユニバーサルはスマックダウンも戻すつもりのようです。(※スマックダウンも以前USAネットワークで放送していた。)
今年3月にWWEネットーワークの権利をNBCユニバーサルに売却し、米国内でのサービスのみNBCユニバーサル参加の動画配信サービスのピーコックに移される事になりました。どうやらNBCユニバーサルはピーコックで全てのWWEの番組を配信したいと考えているようです。
WWEネットワーク設立は昨年1月に解雇された当時共同社長のジョージ・バリオスとミシェル・ウィルソンのプッシュが大きかったそうです。しかしユーザー数は200万人でとまり、NETFLIX等の動画配信サービスのレベルには全く届かず、2人は解雇される事になりました。その後ビンスはバリオス&ミシェルの代わりとなるWWE社長ニック･カーンと共に方針転換をし、WWEネットワークの権利をピーコックに売却する事になったのだとか。
今回の大量解雇でWWE売却の話が再燃してきたが、Fightful.comによるとWWE関係者からはまだ売却の話は聞いていないのだそうです。一体どうなるんでしょうか？
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※参考：解雇されたアリスター･ブラックのコメント、契約解除を望んでいた選手もいる
※参考：大量解雇再び、ブラウン･ストローマン、アリスター･ブラック、他
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(情報：SliceWrestling)
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ジョージ・バリオスとミシェル・ウィルソンの解雇は2019年第4四半期の業績が悪かったので責任を取らされての解雇だった。
